溶接機とトーチ位置制御を共に自動化

テクノスアークの溶接自動化には、

  • 溶接機制御(自動化)
  • トーチ位置制御(自動化)

の2つがあり、

その両方を同じ手元のタッチパネルで操作・設定ができます。

標準装備

  • 溶接条件をプリセットでき、タッチパネルで呼び出しやコピーが簡単にできるので、条件登録と条件出しの工数が大幅に削減できます。
  • 周辺機器の制御、監視を行います。
    • 電源ON/OFFの検知、各アラートを表示します。
    • ガスパージ実施、各ガスの流量チェックを行い、異常があればお知らせします。
    • その他異常(電池異常、バッテリー電圧低下、冷却水流量低下など)のアラートを行います。
  • お知らせ・アラートは、履歴も確認できます。

オプション

  • 極性選択機能
  • 溶接中のカメラ監視機能

なども付けることができます。その他、各種カスタマイズご相談下さい。

 

タッチパネル画面

溶接制御画面

下記の他にも様々な設定ができます。デモ機にてお見せいたしますのでお気軽にお問合せ下さい。

溶接作業を開始するときの画面

① 溶接準備ランプ

溶接準備が整っていないときに赤く点滅します。

② 溶接条件ランプ

溶接番号を選択していない時や、選択した条件に不備があるときに、赤く点滅します。

③ テスト
  • [アーク無] アーク無しでテスト運転が可能です
  • [パウダー無]パウダー無しでテスト運転が可能です。
④ 現在値モニター各種

パウダー量、プラズマガス、シールドガス、キャリーガス、溶接電流の現在値を確認できます。

⑤ パウダー量増減ボタン

溶接中にパウダー量(g/分)を調整します。0.5g/分ずつ増減できます。

⑥ 条件モニタ

[条件番号]選択した条件番号が表示されます。条件番号未選択時に赤く点滅します。

[カウント数]設定した繰り返しカウント数が表示されます。

[現在カウント数]現在の繰り替えし数が表示されます。

⑦ 溶接電流増減ボタン

溶接中に溶接電流(A)を調節します。2.0Aずつ増減できます。

⑧ 非常停止ボタン

非常停止シーケンスに基づき溶接を停止します。

非常停止がONします。

⑨ 溶接停止ボタン

溶接停止シーケンスに基づき溶接を停止します。

⑩ 原点復帰ボタン

回転治具の原点復帰動作を行います。原点復帰中は黄色のランプが点滅します。

治具運転終了信号 がONすると停止します。

その間、赤くランプが点灯します。

⑪ 溶接開始ボタン

溶接開始条件がすべて成立している土岐、溶接運転を開始します。

溶接制御‐準備画面

溶接開始前の準備を行います。※参考画面です。他設定もできます。

① ガスパージ

[ON/OFF ボタン]ONボタンで各ガス全開します。

② プラズマガス

[確認ランプ]プラズマガスが供給されているとき、緑色に点灯します。

[ON/OFF ボタン]ONボタンで設定値(リッタ/分)の流量を出力します。

③ シールドガス

[確認ランプ]シールドガスが供給されているとき、緑色に点灯します

[ON/OFF ボタン]ONボタンで設定値(リッタ/分)の流量を出力します。

④キャリーガス

[確認ランプ]キャリーガスが供給されているとき、緑色に点灯します

[ON/OFF ボタン]ONボタンで設定値(リッタ/分)の流量を出力します。

① 冷却水循環装置

[運転ランプ]冷却装置運転がONしているとき緑色に点灯します

[流量ランプ]流量スイッチがONしているとき緑色に点灯します

[確認ランプ]流量スイッチと冷却装置運転がONしているとき緑色に点灯します

[ON/OFF ボタン]ONボタンで冷却装置が動作します

② オシレート装置

[確認ランプ]オシレート電源がONしているとき、緑色に点灯します

[ON/OFF ボタン]ONボタンでオシレート動作します

③ パウダー装置

[確認ランプ]パウダー電源がONしているとき緑色に点灯します

[ON/OFF ボタン]ONボタンで条件番号選択画面で選択した番号に設定されている「パウダー量(g/分)と「キャリーガス(リッタ/分)の設定値に合わせてパウダーが供給されます

④ 溶接機電源

[確認ランプ]溶接電源がONしているとき、緑色に点灯します

⑤ 極性選択 ※オプション

[SP/RPボタン]極性を選択します。電源投入時はSPになっています。

溶接制御‐溶接条件設定画面

※参考画面です。他設定もできます。

デジタルショールームを見てみる

実際に動いている様子を動画でご覧いただけます。

マニプレータ制御画面

準備中

 

 

他溶接方法でも溶接の自動化が可能です

テクノスアークは、粉体プラズマ硬化肉盛溶接機 を設計製作し、その自動化に成功していますが、

同じ技術を、

  • 開先溶接
  • 突合せ溶接
  • 隅肉溶接

の用途にも適用可能で、

手段としてのプラズマ溶接の他に、

  • TIG溶接
  • MIG溶接

にも展開できます。

 

ロッド挿入によるプラズマ肉盛り

再生時音量注意

 

 

溶接マニプレーター採用理由

なお、駆動部分の制御には、溶接マニプレーター(直線装置、直行座標型スライダー)を採用しています。

溶接マニプレーターはご存じの通り、シンプルな機構なため、

  • 剛性、耐久性が高い点
  • システム構築費を抑えることができる点

で多関節ロボットより優れており、長い目で見た時のメンテナンス(ランニング)コストにも優位性があると考えています。

※ただいま、開発中

多関節型ロボットとの比較

にも、もう少し詳しく記載しております。